筋力アップと筋肥大の違いとは

スクワットの説明をするときに「40キロぐらいすぐ上がるようになりますよ」って言うと、ゴツいかんじになりそう!と思われるときがあるんですが「筋力アップ」と「筋肥大」は異なります。

「筋肥大」は文字通り筋肉が肥大、太くなる事です。「筋肉増量」と言う事もあります。「筋力アップ」は扱う重量が向上することです。

筋トレしはじめ一ヶ月ほどは誰でもどんどん筋力アップしていきます。筋肉は無数の「筋繊維」が束になってできていますが、ウエイトトレーニングをすることで今まで使われていなかった筋繊維が動員されるようになるためです。荷物を運ぶ時1人よりも2人3人での方がより重い荷物を運べますよね。これが筋力アップの仕組みです。使われる筋繊維が増える分血流も上がり代謝も向上していきます。

この最初の筋力アップの段階では筋肥大はほとんど起こりません。多少は太くなる事もありますが見た目「ゴツく」なるということはありません。ほんとに太くするには今の食事量の倍以上は食べる必要があります。

使われる筋繊維が増えればそれに合わせて負荷重量も上げていかなければなりません。ジムなどで一人で筋トレをしている方で「ぜんぜん成果がない」という場合、まずまちがいなくずっと同じ重さの軽いダンベルで運動しているからです。難しい方程式を覚えているのに九九のドリルをいつまでも続けているようなものです。

「重さ慣れ」していない初級者の方は、なかなか負荷を上げる段階が「キツい」とプレッシャーになるのかもしれません。しかしそこをクリアーすると筋トレにはまり、「もっと重くしてください」と言ってくる方も出てきます。

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