マスク着用で熱中症リスクは高まる?

新型コロナ陽性者数は減少傾向にあるとはいえ、まだまだ東京都では数千人単位です。

しかしこのタイミングでマスクの脱着について話が出て、昨日は「学校の体育の授業では外しても良い」という話が出てきました。熱中症対策からということですが、ではマスクする事で熱中症のリスクは高まるのかどうか。

総務省が2021年に熱中症で救急搬送された人数の2015年からの推移を公表しています。
→令和3年(5月から9月)の熱中症による救急搬送状況

それによると2018年まで搬送人員・死亡者数とも上昇していますが、翌年からはどちらも減少しています。2020年は、5月から9月にかけては緊急事態宣言等の影響もあると思いますが、20年よりも21年はさらに減少しています。

この数字だけ見ると、むしろマスクした方がいいんではないか?と思ってしまいますが、いや決してそういう事ではなく、マスクを外したからといって気候にふさわしくない運動強度で運動をすれば、確実に熱中症の発症リスクは上がると思います。

熱中症対策はマスクの有無からではなく「運動強度」で考慮したいものです。