ストレッチ?マッサージ?整体?医業類似行為とは

パーソナルトレーナーの資格についての投稿ではいわゆるパーソナルトレーナーや運動指導者の資格について書きましたが、本来「トレーナー」とは筋トレ指導をするのではなくコンディショニングなど「ケア」をする役職で、資格で言えば「アスレチックトレーナー」がまさにその道の「プロ」だと思います。

トレーニング指導するのは、例えばチーム内では「ストレングスコーチ」とか「トレーニングコーチ」などと言われています。トレーナーなら「コンディショニングコーチ」ですね。両方兼任の場合は「ストレングス&コンディショニングコーチ(S&Cコーチ)」等と言います。

そしてそのトレーナー職を、「柔道整復師」「あんま・マッサージ・指圧師」「はり師・きゅう師(鍼灸師)」などの「医業類似行為」を行なうための国家資格保有者が担当しているチームなどもあります。

医業類似行為とは「医師」の資格がなくても業として行なえる医療に関する行為で柔道整復師なら接骨院・整骨院(整骨院という屋号は本来は法律では認められていない)で怪我の治療、あんま・マッサージ・指圧師や鍼灸師ならそのままマッサージや指圧、鍼灸などで不定愁訴などの改善をします。

つまりこれらの行為を営業として行なうには上記の国家資格がなければ当然違法行為となりますのでもちろんKINYOでは行ないませんが、では「整体」とか「カイロ」とかはどうなんでしょうか。さらに最近では「手もみ」とかさらには「筋膜リリース」はては「ストレッチ」など、どうみてもマッサージ同様の圧をかけたりもみ込んだりしてるのを広告等で見かけますけど、マッサージや接骨・整骨という看板を使用しないのは資格を持ってないからです。

厚生労働省では一応無資格の医業類似行為のお店に対する注意喚起などもしていますが摘発を受けた例はなく事実上黙認されています。