ダイエットのためにまずやってみる事その6

ダイエットのためにまずやってみる事1から6までで、食べた糖質を「貯める」「使う」「脂肪にしない」トレーニングを実践してきました。それではいよいよ脂肪そのものを燃やす運動について考えてみましょう!

その6:糖質の沸点を上げろ

脂肪を燃やすにはよく「有酸素運動がいい」などと聞いた事はありますか?脂肪を燃やすには酸素が必要なので有酸素運動というわけです。

では短距離走のようなほとんど無呼吸の運動は「無酸素運動」と以前はよく言っていましたが、実際は完全に無酸素ではないのです。逆に有酸素運動は、脂質だけではなく糖質も使われているのです。そして糖質割合が急激に増え脂質がほとんど使われなくなる心拍数のポイントがあります。そのポイントを「LT値」と言います。

問題なのはその割合です。心拍数が低い楽な運動ほど脂質が使われる割合が多く、心拍数が高くなりキツくなるほど糖質割合も高くなっていきます。脂肪を減らすにはウォーキングがいいと言われるのはこのためですね。

しかしゆるい運動では脂質を燃やす割合が多いとしてもあくまで多いのは「割合」です。つまり消費カロリー自体は低いのでウォーキングで消費カロリーを上げるには運動時間を長くする必要があります。かといってその5まででやってきたような心拍数が高くでキツい運動は、消費カロリーは増えるものの糖質が使う割合が高くなります。

そこでさきほどのLT値の登場です。このLT値はいわば糖質燃焼の「沸点」といってもいいでしょう。この沸点を上げることができれば運動強度が上がってきてもLT値に到達しないで脂質を多く燃やし続けることができるのです!

ではどうしたらそのLT値を上げることができるのか?LT値の強化とは「持久力の強化」ということですが、実はその5までのような高強度のトレーニングを続けていれば、持久力も向上します。

高強度のトレーニングをしてきた方は、有酸素運動としてやっているウォーキングをペースを上げてジョギングに、さらにはランニングへと強度をあげてみよう。

その7ではそのような有酸素運動のレベルアップのやり方をかんがえてみましょう。