前ももの中心大腿直筋とは



前ももといえば大腿四頭筋。4っの筋頭で構成されてるので四頭筋です。

その4っつの筋頭のうち中心の一番長い筋頭を大腿直筋と呼びます。そしてこの大腿直筋が足り三つの筋頭と仕組みとはたらきが異なっています。

他の三つの筋頭(内側広筋、外側広筋、中間広筋)膝関節をまたぐ単関節筋ですが、大腿直筋だけは膝関節と股関節をまたいで脛から骨盤までつながる長い複関節筋なのです。そのため同じ「大腿四頭筋」の一部でありながらそれぞれ異なる働きをするのです。それぞれどのような働きをするかというと

  • 内側広筋、外側広筋、中間広筋・・・膝の伸展のみ
  • 大腿直筋・・・膝伸展股関節屈曲

さてスクワットやデッドリフトの動作をみてみましょう。しゃがんだ所では膝関節は屈曲して大腿四頭筋はストレッチされ立ち上がると大腿四頭筋の働きで膝が伸展し大腿四頭筋は収縮します。

ところが股関節は、しゃがんだ所では屈曲しており大腿直筋の股関節側は収縮しています。そして立ち上がると股関節が伸展し大腿直筋はストレッチされていきます。

つまり単関節筋の三広筋とは違い、複関節筋である大腿直筋は収縮しながら伸張もしているのです。つまりこの筋頭をより強化するにはスクワット動作だけでは不十分なのです。