ゆっくり走るLSDランはダイエットに効果はあるのか

今はSNSや動画、インターネット、はたまた「パーソナルジム」とやらでいろいろなトレーニング情報がはいってきます。

その中には「いや、それは・・・」という話もちらほら。それらのうち今回は「ゆっくり走るスローランはダイエットに効果がある」について考えてみましょう。

ゆっくりゆっくりと走るスローラン、これはおそらく「LSD」をさしているものと思われます。LSDとは「ロング・スロー・ディスタンス」のことで、とにかくゆっくり心拍数が上がらないように走る方法。サッカーチームの合宿などでとりいれられていたと聞いていますが、なんのためにLSDをやるかというと「毛細血管を拡張する」効果があるということです。

毛細血管が拡張し増える事で酸素がより全身にいきわたり持久力と回復力が高まります。ハードな練習の後の疲労困憊した状態で1、2時間ほどやります。

疲労困憊状態でも体に負荷をかけずに回復力が高まるので実践されたのだとおもいますが、疲労困憊状態で1時間も動けるほどのゆるい運動ですからカロリー消費量は高くは有りません。つまり一般の人がやってもダイエットはもちろん特段の効果は見込めません。

減量目的で同じ有酸素運動をやるなら、消費カロリーの低いLSDを1時間もだらだらやるよりペースの速いウォーキングの方が運動強度も高く消費カロリーも高いのでおすすめです。ちなみに筋トレも毛細血管を広げる効果があるといわれています。

中には「LSDを20〜30分が効果的だと聞いたので」という方もいましたが・・・・