ベントオーバーローは腰がつらい?



バーベルで背中の広背筋をきたえる種目は「ベントオーバーロー」という定番種目があります。

しかしこのベントオーバーロー、ルーマニアンデッドリフトの途中のような体勢で前のめりになって静止しバーベルを挙げ下げします。そのためどうしても「腰がつらい」「腰に悪そう」と敬遠されがちかもしれません。

しかし上手くフォームのこつをつかむど広背筋に効く効果的な種目になります。

まずあまり前のめりになる必要はありません。ワンハンドローにも言えることですが「地面と背中を平行にして垂直に引かないと広背筋に効かないんのではないか」と思われがちですがそんなことはありません。

むしろ完全に体幹を平行にしてしまうと、上腕が体幹と水平になって以降背中後方まで引ききる局面では三角筋後部や上腕三頭筋が強く働いてしまいそうです。

なので水平まで倒さず45度くらい、慣れてくれば30度くらいでも背中に効かすことはできます。

ポイントはバーベルを垂直に引こうとしないこと。上体を起こした体勢で垂直に引けば、それこそ三角筋や僧帽筋を使ってしまうことになります。そうではなく

後方へ引く

ようにするのです。バーベルが大腿前面をこするように後方に引いていきます。

こうすると、シーテッドローやロープーリーと同じような感覚で広背筋に効かすことができます。