スクワットの膝

ここ20数年ほどになるでしょうか。スクワットをやる時「膝をつま先から前に出さない」フォームが良いと言われるようになり、ワタクシもそのようにトレーニングをしていた時期もあります。ではこの「膝をつま先から前に出さない」フォームは実際効果的なのかどうか。

ここ数年では「つま先より前に出ても良い」という方向になっています。確かにつま先より前に膝をまったく出さない形に膝と足関節の前後の動きを制限すると、股関節の稼動域が大きくなり殿筋群やハムストリングらにより効かせることになります。これらの股関節伸筋のトレーニングに注目されるようになったためこのようなスクワットが考案されたのでしょうか。

しかし膝の前後の動きを完全に制限してしまうと体幹の前傾も大きくなり腰部への負担も大きくなります。また大腿四頭筋のトレーニングとしては当然不十分になります。重心がかかとに乗ってしまい競技選手としては問題もあります。

なので今では「膝はつま先より前に出ても良い」。ただしあまり前後の動きを大きくはならないようにとするフォームがよいです。これでも充分大殿筋やハムストリングスを鍛えられます。もちろん大昔のような上体を垂直に立ててかかとが上がるまでしゃがみ込む「屈伸スクワット」は論外です。

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