体幹を強化するスクワットとは



「体幹トレーニング」というと、20年ほど前ならひたすら腹筋トレをすることだとも思われていました。最近ではそれはあまりなくなりましたが人によってはまだそのように勘違いされている方もいる一方、最近では「体幹=バランス」みたいにとらえられていることもあります。

確かにそういう部分もありますが、「体幹の強さ」がバランス感覚がいい、ということではありません。「体幹が安定する事で腕脚のコントロールが安定する」ということであり、その結果いわゆる「バランスがよくなる」部分も有るという事ですね。

そして「体幹の安定」の結果得られるものはバランスだけでは有りません。「力の伝達」という運動動作にとって重要なフィジカルがあります。

例えばジャンプする瞬間や着地の瞬間、体幹がわずかにでもグニャっとなってしまうと、地面からの反発力が伝わるスピードが落ちる、あるいは伝わらないということになり、力強いく素早い体の移動ができません。

これをわかりやすい例でおきかえると、一枚の紙を用意してください。その紙のはじを持って何かを押してみてください。紙がグニャっとなって押せなかったと思います。しかし同じ紙を丸めて筒の棒状態にすれば押せますね。これが「力が伝わった」状態です。「力が伝わる体幹」とは体を丸めた紙に瞬間的にすることです。

ランニングや日常動作にもこのような力が伝わる体幹の働きは大事です。そのような体幹の強化トレーニングに「フロントスクワット」「オーバーヘッドスクワット」などスクワットバリエーションがあります。