ヒラメ筋をストレッチしよう



以前湿布薬のテレビCMで、ふくらはぎの左右に湿布をはって「ヒラメ貼り!」というのがあったのを覚えている方はいますか?いない?

ふくらはぎの筋肉には「腓腹筋」と「ヒラメ筋」があるのでヒラメ貼りと言ったのでしょうが、表側にあって左右別れて見える筋肉は腓腹筋の方なのでホントは「ヒフク貼り」というのが正しいですね。

ヒラメ筋は、腓腹筋の内側にあり、ヒ腓腹筋がラメ筋を覆いかぶさるようにのっかっています。なのでそとからは見えませんが、ふくらはぎに力を入れて腓腹筋を収縮させるとヒラメ筋の下の方だけちょろっと姿を見せてくれます。

腓腹筋はほとんどが速筋なのでパワー・力を発揮する時に働きます。なのでいわゆる「腓返り」は文字通り腓腹筋の方です。逆にヒラメ筋は多くが遅筋なので、長時間立っていたり歩き続けたりすると疲労します。

また、腓腹筋は膝関節から足関節をまたぐ複関節筋で、ヒラメ筋は足首を動かすだけの単関節筋です。なのでこのヒラメ筋をストレッチするには膝を伸ばしたふくらはぎストレッチだけでは不十分です。しゃがんで膝を曲げた状態でふくらはぎ裏を伸ばしてみましょう。膝を曲げると腓腹筋がゆるみ膝を伸ばしたよりも足首がぐーって曲がりヒラメ筋がよりストレッチできます。